TBSのマツコの知らない世界でホクホク!サツマイモの世界が放送されました。
(2018年10月23日(火))
キタ!!
と思いましたよ。タイトルを見て。
なんせ「サツマイモが好きすぎる話」という投稿をしているくらいですからね。
やっぱりマツコさんもホクホク派か!
やっとホクホク派が日の目を見る時が来た!!
等、超期待して楽しみにして見たんですよ。
ところが……。
「ホクホクVSネットリの2大論争」とうたっていた番組内容をまとめていきたいと思います。
ナビゲーター:新谷梨恵子さん
サツマイモ畑で結婚式を挙げた芋女、新谷梨恵子さん(40歳、新潟県小千谷市在住)
サツマイモ専門店オーナー。(さつまいも農カフェきらら)
いも歴25年、10品種のサツマイモを趣味で年間300本栽培してる。
そのほとんどが家庭で消費している為、イモの入ってない料理はないといって過言でもない食生活に17歳の息子さんは、辟易してました。
「サツマイモ 愛」で検索するとトップに出るというサツマイモ界の有名人だそうです。
ただし、最近では広瀬すずさんにトップの座を奪われてしまい、悔しがっていました。
結婚式を挙げたのは、23歳の時、千葉県栗源のふるさといも祭りで。
5~6万人が集ういも祭で公開結婚式をスイートポテトウェディングと言っていました。
いも大明神に誓ったそうです。
名刺代わりに芋をプレゼントしているという、芋好きっぷりにマツコさんも終始引いていましたw
サツマイモの二大系統
まずは、サツマイモの二大系統の紹介から。
ホクホク系
代表格ベニアズマ 上品な甘さ、サラサラな舌触り(270円/1kg)
ネットリ系
代表格べにはるか 超濃厚な甘さ、水分が多くクリーミー(500~600円/1kg)全23品種
ホクホク系 13品種(高系14号、土佐紅、紅薩摩、宮崎紅、鳴門金時、五郎島金時、農林1号、コガネセンガン、ベニアズマ、泉13号、タマユタカ、紅赤、パープルスイートロード)ネットリ系 10品種(安納芋、べにはるか、べにまさり、ひめあやか、あいこまち、からゆたか、ハロウィンスイート、シルクスイート、隼人いも、七福)
マツコさんは、ネットリの台頭に危機を訴えていました。
「ヤバイ!」
東京23区の焼き芋専門店を独自調査した結果、ホクホク芋の取り扱いは約23%だけ。
北区 倉田屋 約30%
杉並区 荻窪 鈴木青果店 約10%
世田谷区 焼き芋専門店ふじ 約60%
品川区 超蜜焼き芋pukupuku 0% (twitter)
中央区 定松 築地魚河岸店 約40%
中央区 銀座つぼやきいも 約30%
新宿区 神楽坂フーズガーデン 約20%
文京区 薩摩芋蜜匠 あめんどろや 約30%
マツコさんは、特に品川のpukupukuの0%を嘆いていました。
「若い女に媚びすぎ! 早く死のう」
これだけ明らかにホクホク系は、居場所を失っていたんですね~。
どうりでスーパーにもない訳だ。
ホクホク系が激減で大ピンチ!!
2000年までは、ホクホク芋の一強時代でした。
ネットリ系はお年寄りや子供が喉に詰まらせないように改良されたもの、だそうです。
安納芋の影響がネットリブームを巻き起こしていたんです。
スーパーやドンキの焼き芋やっぱりネットリにシフトしていたんですね。
マツコさんは、安納芋はご褒美イモにしておけばいいと言っていました。
私もそう思います!!
最上級の甘さ対決
ホクホク系
千葉県ベニコマチ(468円/1kg) 糖度約22度(イチゴとほぼ同じ)栽培が難しく、10人程度の農家しか作れない。「道の駅 栗源」で購入可能。
ネットリ系
鹿児島県 安納こがね(721円/1kg)こちらを凄腕焼き芋職人が登場して、スタジオで試食していました。
やきいも工房 斎藤志郎さん(68歳)
移動販売歴38年のこちらもまた焼き芋界の有名人だそうです。
石焼き芋は10年以上ぶりだというマツコさんの食べっぷりに職人も感動。
マツコさん、皮ごといってました。
ホクホク派だと言っていたマツコさんですが、安納こがねは「これくらいだったらおいしい」と好評価。
ここからホクホク派としては雲行きの怪しさを感じます。
ベチャベチャかどうかは、熟成によって違うとの事。
半年等、熟成する事でより、芋蜜が出るんだそうです。
でもまだマツコさんは吠えていました。
「ケーキは甘さ控え目っていうのに、なんで野菜には甘さを求めるのか。
本末転倒だよね、あいつら。
あいつらって誰よ」
焼き芋機の価格
石焼き芋の美味しさから、焼き芋機が欲しくなったというマツコさん。
新谷さんは当然、プロパンガス式のものを持っていました。
ところがこれがまたどれも高額商品でさすがのマツコさんも、飛びついてはいませんでした。
ガス式石焼き芋機 いもランドAY-1000 158,760円(参考価格)
エイシン電気㈱電気焼き芋機 YG-30R 35~70万円(参考価格)
達人の移動式焼き機 15万(参考価格)やはりガスの方が美味しいとのことですが、どちらにしても高額なので私はオーブンで十分です。
サツマイモスイーツ対決
ホクホク系
固形のお菓子に最適(舟和芋ようかん 1036円(8本詰)ベニアズマ使用)
ネットリ系
クリーム状のお菓子に最適(スイートポテト、モンブラン等)
そういえばイモにはまる前は、舟和の芋ようかん(5本詰)をスーパーで買っていました!
それが結構お高いし、カロリ-も高そうだから、芋そのものを食べたほうがいいんじゃないか? と思ったきっかけでもありました。
それぞれのタイプのお勧めスイーツの試食もありました。
ホクホク系
パープルスイートロードのタルト(パティスリーヨシザワ/新潟県小千谷市 380円税込み紫芋の中で一番甘い品種(500~600円/1kg)
ぶどうと同じアントシアニンが含まれるので紫色をしている。
紫色で見た目に引いていましたが、食べたら芋感たっぷりで美味しそうでした。
お値段も良心的で食べたいな~と思ったら、新潟のお店でした。残念!
ネットリ系
しるきーも(シルクスイート)のたい焼き(越後もちもちたい焼き 新郷屋200円税込み)絹のような食感と濃厚な味わい(350~400円/1kg)
米粉を使った皮が特徴の、こちらも新潟のお店でした。
1日200個売れる事もあるそうです。
しるきーもと白あんを1対1で配合。
新谷さん一押しの芋
紅きらら
イモ人生を変えた紅きららは「しっとり系」。新潟産、オレンジ色の肉質が特徴の珍品種。
甘みが強めで後味さっぱり。
ソフトクリームと合体して食べるのをお勧めしていました。(さつまいも農カフェきらら 420円税込み)
アイスが美味しいと評判でしたが、新谷さんもイモ以上に一押しとの事。
ガンジー牛という、日本では数百頭しか飼育されていないレア牛で作っているそうです。
タンパク質など成分が豊富。
こちらは、新谷さんのカフェの商品でした。
最後にしっとり系という、中間を持って来た事にマツコさん呆れてましたw
そして最後まで、マツコさんは新谷さんに慣れる事はなく終わりましたw
感想
個人的には興味のある、サツマイモについて詳しく品種などの情報が得られた事はタメになったのですが、そもそも「ホクホク系推し」のような雰囲気になっていたのに、開けてみるとむしろ「ホクホクは生産が減っている」というネガティブな情報だけで、対決にもなっていない感じでした。
だいたい新谷さん自身は、イモ全体愛で対決させる事すら意識していなかったので、番組の「対決煽り」はまったくの空振り、という感じでした。
マツコさんも最初は結構な勢いでホクホク派代表って感じだったのですが、一口試食してしまえば「これイケるわ」と、結局ネットリも受け入れるように。
それは個人の好みだから仕方ないとはいえ、ニュートラルな人には「やっぱりネットリ系なんだ」という印象で終わってしまったかもしれません。
そしてどんどんホクホク系の居場所がなくなってしまう><
しかも最後の落ちは「しっとり系」が一押しというw
マツコさんもかなり呆れて突っ込んではいましたがw
まあ、新谷さんご自身は最初からホクホク系だけを勧めている訳ではないので、おかしくはないんですけどね。
番組の前振りがホクホク寄りにしていただけに、期待して見たホクホク派としてはがっかりしました。
それと、どうしても新谷さんが新潟在住の方という事で、具体的なお勧め商品が新潟のものばかりだった、というのも私には手軽に購入できないので残念でした。
パティスリーヨシザワのパープルスイートロードのタルト、食べてみたかったな~!!
そうそう、ホクホク系でも、ネットリ系のスイーツタイプに対抗できるであろう、鳴門金時里むすめや五郎島金時はもちろん、もっと他にもあるって事を教えて欲しかったな~。
いつ金時の話題が出るかと楽しみに待っていたんですけどね~><
マツコの知らない世界には、よく影響を受けて次の日スーパーで探したりする事は多いですけど、今回はそうしたくてもなかなかできないというのが、じれったくもありました。
それでもこれをきっかけに少しでもホクホク派が増えて、生産が持続しますように。
(©2018 ジェーン洞/時計仕掛けのオレンジジュース)
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