【映画メモ&ネタバレ】薔薇の眠り(2000)若いデミ・ムーアが可愛い! ラブ・ファンタジー

2021年4月19日月曜日

映画

t f B! P L




2000年
デミ・ムーア
恋愛、ファンタジー

あらあらすじ

1人は南仏の田舎で子供2人と暮らすシングルマザーのマリー。
もう1人はNYのもてもて独身キャリアウーマンのマーティ。
でもどちらも同一人物で、入れ替わるのはお互いが寝ている時。

そう、マリーにとってはマーティーが夢の世界で、マーティーにとってはマリーが夢の世界で、どちらが現実か分からない!?

それが悩みでもある2人は、それぞれの世界でカウンセリングを受けているが、お互いが「こっちが現実に決まってる」と言われていた。

そんなある日、南仏のマリーが突然知り合った男性と恋に落ちた事からマーティーも影響を受けはじめ、近寄って来た男性を意識しだし付き合うようになるが……。

2人の現象は通常の恋愛には足かせになってしまうが、乗り越えられるのか!?

見所とネタバレ

マーティーもマリーも、「寝て起きると入れ替わる」という症状? なので恋人が出来ても一緒に朝を迎える事が出来ない。というかどうなるのか怖くて1人でしか眠れない。

だから旅行しても、お泊りしても寝る部屋は別という寂しさ。
それが原因で長続きしなかったり、理解してくれる相手は貴重だったり。

最初は、変則的三角関係みたいなストーリーで恋愛よりの視点で見ていたのですが、マーティーとマリーの関係はミステリーちっくでもあり、よく見ていないと分からない事もあったりで、なかなか面白かった!

とにかく若い頃のデミ・ムーアが綺麗だったり可愛かったりで、最初はデミだけ見れればいいや感覚で見始めたのですが、意外にもストーリーもツッコミつつ楽しんでいました。

そしてしっかりした落ちもあって、見応えは十分。ただその落ちはやや重めで、軽い気持ちで見ていたのでしっくりとくる感じはありませんでした。

ここから完全にネタバレいきます!

とりあえず2人のどちらが現実なのか、というのはNYのマーティーでした。

マリーは単純にマーティーが見ていた夢。
でもそれが現実だと感じていた(思いたかった)のは、フランスで母親を失った11歳で止まった世界だったから。
マリーの2人の子供は、5歳の自分と11歳の自分……(ってこと?)で、その世界でのカウンセラーが死んだ母親、でした。

母親はマリーの夢を見ていたいという気持ちに付き合ってカウンセラーとして存在して相談を受けていたわけですけど、言われてみると会う場所はマリーの家なんですよね。
(NYはちゃんとカウンセリングに通っていた)

何故それが判明したのかというと、マーティーの彼がマーティーの心の病気を知っても側に居続け、なんとかマーティーを助けようとしたから。
そしてマーティーの部屋を物色していて、11歳の頃に大事にしていた宝物箱? を見つけてマーティーに見せる。
するとマーティーにとってはマリーの世界にあるはずのものなのに、なんでここに? と。
箱の中には自分が5歳の時と11歳の時の写真も入っていて、それがマリーの2人の娘だと判明します。
と、箱の発見からどんどん紐解かれていきます。

それ以前にもヒントがちゃんとあって、マリーの世界にあるものがNYにあるっていうのはさらりと出ていました。でも、逆はなかった。

最後は夢を夢だと認めたマーティーが、最後にマリーとしての夢を見て母親や子供達に別れを告げてマリーとしての夢を最後にします。

そして翌朝、夢の世界で書いた小説(と言っているけど日記?)を持って戻り、彼に渡してハッピーエンド???

のはずなんだけど、なんかもの悲しさが漂っていてハッピーエンド感がないんですよね~。
まあマーティーにとっては母親の死を認めたから、今から悲しみに浸るってことなのかな?

NYの彼の態度も曖昧っていうか、謎でした。マーティーを好きなのはわかってるんだけど、なんかはっきりしないっていうか。

あちこちに恋愛ファンタジーってよりも、ミステリ風に引っ張られてる感じがあって、それが妙な味になっていました。

ちなみに私は、「どっちが夢」に関しては最初から意味不明でした。
というのは、夢をいつから見始めたか、によるんですけど生まれた時から同時に見ているって訳でもない。
ってことは絶対に、「夢を見ていない時期の記憶がある方」ってのが存在するはずで。自分で分かるはずじゃん、と。(それも分からないほど精神病んでたら日常生活出来なさそうな……)

そして結婚して出産もしているはずのマリーが「どっちが現実?」というのが最初から不自然でした。過去の記憶がなさそう? みたいな。

落ちから考えると11歳で母親を失った事がマーティーのトラウマで夢を見るきっかけなのだとしたら、11歳からマーティーは母親は死んでないと思って生きていたのか? みたいな。
やっぱりツッコミの隙を感じてしまいます。が、だからダメっていうのではなくて、そんなところも面白く感じました。

まあ、最初はタイプの違う人生を同時に生きられたら、という誰もが夢見るストーリーのもてもて前向きファンタジーかな、と思いきや結構ダーク寄りなストーリーだったというオチでした。

三角関係要素、恋愛ファンタジー、そしてややミステリ風。なかなか好みの作品で、若デミ見たさで見たけどいいもんみっけた感じでメモりました。

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海外ドラマのあらすじと感想を扱う海外ドラマクイーンズというブログをやりつつ、ちょっと余裕が出てきたので日常ブログも始めました。

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